« 相手があって、あなたがある 寛厚温藉(かんこうおんしゃ) | トップページ | バレンタイン・デーなんだね いつから始まったでしょう? »

2007年2月13日 (火曜日)

相手があって、あなたがある 寛厚温藉(かんこうおんしゃ) その2

鋤雲はこんな逸話を挙げています。

ある年の元旦、昌平校の学生30人ばかりが侗庵先生の自宅のお年賀にうかがいました。其の日はあいにく雪が後がぬかるみになっていて、邸内の道が大変歩きにくかったのです。するとその中の一人が「こんな日には融通をきかせても構わんだろう」と言うと、げたをはいたまま、渡り廊下に飛び乗ったのです。その上をガラガラと音を立てながら歩いていきました。むかしも今も学生という者はえてしてこうした者です。

ところが、その廊下は先生の書斎に面していたので、もう一人の学生がふと中の様子を伺うと、書斎の障子が細めに開いていて、侗庵先生がニコニコと笑いながら彼らの通って行く野を眺めているではありませんか。

一同はすっかり恐縮し、挨拶もそこそこに先生のお宅を引きあげました。そえから数日間、彼らはいつ叱られるかビクビクしていました。終になのもお咎めがありませんでした。

翌年から屋敷の中のぬかるみに難儀をしないいように、炭俵を引いて年賀に訪れる人のために配慮されたそうです。

|

« 相手があって、あなたがある 寛厚温藉(かんこうおんしゃ) | トップページ | バレンタイン・デーなんだね いつから始まったでしょう? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

コメント

逸話を引用した出典を教えて下さいm(__)m

投稿: 春乃 | 2007年2月13日 (火曜日) 午前 09時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 相手があって、あなたがある 寛厚温藉(かんこうおんしゃ) | トップページ | バレンタイン・デーなんだね いつから始まったでしょう? »