« 入学式 | トップページ | 清明節 »

2007年4月10日 (火曜日)

語源散策 【お節介】 

「お節介」は焼くもの 「切匙」(せっかい)はすくいとるもの

「お節介」の語源はでは、「切匙」を語源とする説がしばしば言われている。「匙」は、今では「さじ」と読み「スプーン」のこになってしまったが、もともとは「かい」と読み「杓子」のこと。飯や汁を掬い取る道具だ。これを縦に半分に切った道具が「切匙」だった。この道具は、すり鉢の細かい溝に残ったものを、きれいにかき出すためのもので、その隅々まで入り込んでいく様が「余計なこと」「いらぬ世話」とされた、というわけだ。

しかしこの説、どうも音が同じ「せっかい」だから、と、こじつけられたふすがある。語源は、もっともらしいものほど、「お節介を焼く」と使う。焼くものなのだから、匙や杓子やスプーンではないはずだ。

焼くのなら、「世話を焼く」がある。いらぬお世話を焼くことを、江戸時代には戯れ言で「いらぬおせせの蒲焼」と言っていた。おせせは「お世話」を幼児語のように表現したもので、「蒲焼」と続くのは「その手は桑名の焼き蛤」や「あたり前田のクラッカー」のような洒落を入れた表現。おせせ=お世話は焼くもので、「いらぬおせせ」が慣用句だった。

おそらく、この「おせせ」と「余計な口出しをする」と言う俗語「ちょっかい」が合わさって出来た語が、「おせっかい」ではないかと考えられる。

ちなみに「お節介」と「せっかい」でも意味がまったく違う。「節介」という言葉は、今でも辞書に載っているが、「節操を固く守り、世俗に同調しない」という意味。音が同じなので、「おせっかい」のもこの漢字を当てはめたものである。

おせせ+ちょっかい=おせっかい

|

« 入学式 | トップページ | 清明節 »

豆知識」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 入学式 | トップページ | 清明節 »