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2007年5月12日 (土曜日)

あまり知られていない認知症「ピック病」

前頭葉や側頭葉が萎縮

ピック病は、1892年、チェコ・プラハ大学の精神医学教授アーノルド・ピックによって報告され、後にこう命名されました。

40~50台の中高年での発症が多く、日本でも1万人以上の患者がいると推測されてます。しかし、診断に関する専門家の意見もわかれており、目お書くな基準も確立されていないため、実態数は把握されていません。現在、厚生労働省の研究班が調査に乗り出したところです。

ピック病の患者数は、アルツハイマー病の3分の1程度とも言われています。また高齢者にはいない事も特徴の一つで、中高年に特有の病気です。

ピック病の症状とは

初期症状の特徴は性格が変わってしまうことです。それまでまじめだったひとが、急に無気力になってしまったり、場所や立場をわきまえないような脱線行動を起こしてしまったりといったことが起こります。

そのため、うつ病やそう病と診断される事も少なからずあるようです。

また、中高年のうつ病と発症年齢が似ていることも間違いられる一因となっています。

アルツハイマー病との違い

認知症の代表的な病気に、アルツハイマー病があります。ピック病もアルツハイマー病も、どちらも脳に萎縮が見られる病気です。

アルツハイマー病の場合、側頭葉の内部にある『海馬』という領域が、特に萎縮します。ここは短期記憶を支配する部分です。記憶障害があるのはこのためです。

一方、ピック病の場合も、同じ前頭葉と側頭葉に萎縮が見られますが、その場所は少し異なっています。

ピック病で萎縮するのは、前頭葉の下面(眼窩面)や凸面と呼ばれるところです。ここは欲望や情緒のコントロールを行なっています。そのためピック病の初期には、記憶障害はあまり見られないものの、情緒障害や自制心の低下、感情の鈍化、人格変化、不真面目、ひねくれといった性格へ変化が現れます。萎縮が進んでいけばアルツハイマー病と同じ記憶障害が出てきます。

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