« 1月だけど!クリスマスツリーパン | トップページ | 今年の干支 手作りねずみ »

2008年1月12日 (土曜日)

真冬の月天心(つきてんしん)

冷え込む真冬の夜空には、月の光が冴え渡っています。秋の名月の頃よりも、むしろ今頃の方が月の輝きは増しているように感じられるのは、いくつか理由があります。

一つは大気の温度が低く、透明度が増しているからです。清涼な大気を通して、月の光りが輝きを増すのは当然といえるでしょう。

もう一つは冬の月、特に満月前後は、つきが空の高いところを通るからです。ほとんど天頂といってもいいでしょう。

月にしろ、太陽にしろ、空の低いところにある場合だと、その光が見ている人に届く経路が大気層に対して斜めになるために、大気中の塵や水蒸気によって、光が吸収を受けやすのです。実際、夕日が赤く見えるのは、そのせいです。

空の高いところにある場合には、光りが大気層に対して、ほぼ垂直に通過していきますので、吸収の影響が最も少なくなるのです。

19日が最高度 火星との共演楽しめる

冬の季節には、太陽は南の空低くなり、太陽の光は弱まるのですが、逆に満月は高度が大きくなって、ほぼ天頂付近を通過します。そのために、冬の月はますます明るく輝くわけです。

1月の満月は22日になりますが、その前後の月を眺めてみましょう。本当に首が痛くなるほど、空の高いところを通過していくのがわかります。

ちなみに、このように月が天頂に輝く様子を「月天心」といいます。天心というのは、天頂の事です。

与謝蕪村にも「月天心 貧しき町を 通りけり」という歌があります。夜中でしょうか、真上に月が輝く中、貧しい家々の立ち並ぶ灯りもない町を通ると、ひっそりと寝静まっている、というところでしょう。

ところで1月に最もつきの高度が高くなるのは、19日の夜になります。このとき地球に接近している火星が寄り添うように輝いています。

月の黄色みを帯びた輝きと、火星の赤い色の共演が楽しめることでしょう。

|

« 1月だけど!クリスマスツリーパン | トップページ | 今年の干支 手作りねずみ »

星空ウオッチング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 真冬の月天心(つきてんしん):

« 1月だけど!クリスマスツリーパン | トップページ | 今年の干支 手作りねずみ »